病棟での業務

東4病棟

東4病棟は、整形外科、呼吸器内科、感染症病床を有する病棟です。
多くの患者様が高齢であり、緊急入院や緊急手術になる患者様も多いため、患者様が安心・安全に入院生活が送れるようにスタッフ一人ひとりが思いやりをもって看護を提供できるように取り組んでいます。

病棟で力を入れて取り組んでいる事は…

『多職種連携』

整形外科の回診は、多職種で回診をしています。リハビリの状況を含めご本人やご家族の希望を相談しながら今後の治療方針を検討しています。

入院時より、退院後の生活を見据え、医師、看護師、医療ソーシャルワーカーと連携し、患者さん、ご家族に関わらせていただき、安心して退院できるように取り組んでいます。また、リハビリスタッフや薬剤師、管理栄養士とも、退院後の生活について様々な側面からサポートできるように連携をとっています。

西4病棟

西4病棟は、循環器内科・小児全般・婦人科の病床数47床の混合病床です。患者さんを中心とした安全で質の高い看護を目標としています。

  1. 循環器内科では、重症心不全患者のケア、心臓カテーテル検査、治療の短期入院への対応、入退院繰り返す患者さんへの退院支援など専門性の高い良質な看護を提供しています。 
  2. 小児は、0歳から15歳までの呼吸器系や消化器系の感染症疾患の看護を中心に耳鼻咽喉科・頭頸部外科、外科、整形外科の周術期看護なども行なっています。専門的な知識、技術が必要なため定期的な勉強会等で知識、技術の向上に努めています。 
  3. 婦人科は、短期の周術期看護を行っています。

西4病棟からのお願い

感染予防のために、高校生以下のお子さんの面会を遠慮して頂いています。

東5病棟

東5病棟は55床の大きな急性期病棟であり、外科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・頭頸部外科・婦人科・歯科口腔外科・脳神経内科・消化器内科などの患者さんが入院されています。看護方式は固定チームナーシングと受け持ち看護師制を導入しており、看護師は3チームに分かれ「手術前後」「がん化学療法」「ターミナルケア」「内視鏡的な検査や治療」「在宅療養支援」「退院支援」などの看護を院内外の多職種と連携して行っています。
同一病棟に消化器内科と消化器外科が入っていることで連携を取ることができ、よりスムーズに治療が行われるようになりました。
外科や泌尿器科・婦人科などの手術はクリニカルパスを活用しています。
急性期治療が終了し、その後も入院治療が必要な場合は、療養型病床や回復リハビリ病棟・地域包括ケア病棟などそれぞれの状態に適した病棟へ転棟する患者さんもいらっしゃいます。
また、ストーマケアや認知症ケア、緩和ケアなどの専門性を持った看護師や、学生指導に長けた看護師も多く配属されており、看護学生の実習も受け入れています。敏腕看護助手や各科の薬物治療に習熟した薬剤師も常駐しており、スタッフ全員で患者さんご家族方が心地よく療養して頂けるよう安心安全な看護の提供を心掛けています。

西5病棟

回復期リハビリテーション病棟は、急性期の治療後にリハビリを計画的に行う病棟です。
社会復帰や家庭生活を目指す患者さんを対象に、一日でも早く復帰していただくためのお手伝いをする専門病棟です。入棟が可能な疾患は脳卒中・整形外科疾患の一部・廃用症候群となっております。疾患により発症日から60日~180日の間、在宅復帰、職場復帰、日常生活動作(食事、トイレ、洗面、歯磨き、着替え、入浴等)、車の運転を考え、多職種(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、MSW、薬剤師、管理栄養士)が連携をとりながらリハビリを進めていきます。何かお困りのことがありましたら、お気軽に声をかけてください。
病棟内にリハビリを行うスペースがあり、窓が大きく、明るい空間になっています。デイルーム(食堂)でお食事を召し上がっていただくこともできます。

東6病棟

急性期病棟での治療が終わり、病状が安定したものの、なお、継続的な入院を必要とする慢性疾患の患者さんが入院する病棟です。
約3ヶ月を目途に在宅や施設・他の療養病院など患者様やご家族の希望に沿った生活の場を支援させていただきます。

車椅子に移乗できる患者さんはデイルームで食事をとり、離床時間の確保、ADLの維持に努めています。また、患者さんの口腔ケアを徹底し口腔内の清潔保持、嚥下機能低下予防に努めています。

東6病棟からの景色です。
季節に応じて写真や小物を交換しています。

西6病棟

地域包括ケア病棟とは、急性期の治療が終了し病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設への退院支援に向けた準備をする病棟です。また自宅や施設等において病状が悪くなった患者さんの受け入れや在宅で介護・医療を受けていた方やご家族や介護者の休養を目的とした入院(レスパイト入院)も行っています。

6階 緩和ケア病棟

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による諸問題に直面している患者さんとそのご家族に対して、疾患の早期より、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して、評価をおこない、障害となる苦しみを予防し和らげることで、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質、生命の質)を改善する積極的で全人的なケアです。

緩和ケア病棟は、がんの進行に伴う身体的苦痛や精神的な苦痛があり、手術や抗がん剤治療などの、がんを治すことを目標にした治療の適応がない、あるいは適応があっても、これらのがん治療を希望なさらない方を主な対象としています。緩和ケア病棟の目標は、患者さんとそのご家族にとって、できる限り可能な最高のクオリティ・オブ・ライフを実現することにあります。

からだとこころの苦痛緩和に力を注ぎます

痛みや呼吸困難、吐き気、全身倦怠感など様々な身体の苦痛や心のつらさに対応しサポートします。

検査や処置は患者さんの価値観に基づいて行います

点滴や管を入れるなどの処置や検査は、医学的な必要性ばかりを優先するのではなく、患者さんやご家族と相談しながら行います。

ご家族が過ごしやすい設備があります

病室は、全室個室でご家族が患者さんのそばで休めるように簡易ベッドを備えています。また、ご家族が休息するための和室の控室、簡単な料理が作れるキッチンがあります。

季節を感じていただくような癒しの催しを行っています

病棟スタッフやときには他部門のスタッフも参加し、不定期で音楽や季節の行事を楽しむ会を開催しています。少しでも日常生活の中での楽しみや、変化を感じられるように工夫しています。

面会時間の制限がありません

大切な方や、ペットとの面会が可能です。

付き添い・面会・外出泊について

現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、制限を設けています。状況によって変化しますのでその都度、お問い合わせください。

ICU・CCU

ICU/CCUは、心筋梗塞や心不全などの循環器疾患や、外科・整形外科の手術後、一般病棟での入院中に急変された患者さんなど、集中的な治療が必要な方が入室します。医師を始め、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学・作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士など多職種とコミュニケーションをとりながら一人一人の患者さんのケアを行っています。医療機器に囲まれた特殊な環境ではありますが、患者さんの早期離床を目指し一日も早く一般病棟に行けるように日々治療や日常生活援助を行っています。

ICU/CCU内はカーテンで仕切られた病床が6床、個室が2床の計8床あります。
オープンフロアになっていることで常に患者さんの状態が観察できるようになっています。各ベッドの頭側にはモニターが設置し、各患者さんの心電図や脈拍などリアルタイムでのモニタリングを行っております。また、様々な処置がベッドサイドで出来るように医療機器や電源等を配置されています。

スタッフ紹介

現在スタッフは看護師16名で支え合いながら日々の業務を行っております。様々な疾患の急変リスクのある患者さんが入院してくるため、緊急時にも対応できるように年間を通して勉強会やシミュレーションを実施し知識や技術を磨いています。また、滞在日数は比較的少ない場所になりますが、1人の患者さんと関わる時間が長く、患者さんの状態により各スタッフが工夫してコミュニケーションをとっています。