概要
内視鏡室について
内視鏡室は上部消化管内視鏡(食道、胃、十二指腸)大腸内視鏡、膵・胆管系内視鏡、膀胱鏡、気管支鏡など、合わせて年間約6000件の内視鏡検査や処置を行っています。その98%を占めるのが、消化器内視鏡と内視鏡を用いた消化器疾患の治療です。
内視鏡室スタッフは
消化器内視鏡医師 常勤2名 パート医師3名
泌尿器科医師1名
呼吸器内視鏡医師2名 消化器内視鏡技師2名
看護師3名 洗浄消毒専門助手1名
で検査、治療に対応しています。
消化器内視鏡検査は、先端に小型カメラ(CCD)を内蔵した太さ1cmほどの細長い管を口または肛門から挿入して、食道、胃、十二指腸、大腸の内腔を観察します。画像をモニターで観察し、同時に写真も撮ります。胃カメラ検査中は常にのどにものが挟まった感じがあります。また、体に害のない安全な色素を散布し、詳しく検査することもあります。病変部があれば必要に応じて組織を一部取り、顕微鏡検査を行います。病変は適応を検討したうえで内視鏡的に切除治療をしたり、出血病変では緊急で止血処置も可能です。また、放射線を併用して胆道や膵管に異常がないか検査して、胆管結石や黄疸の治療もできます。
まずは、年に1度の健診で胃カメラ検査をお勧めします。出来る限り安心して安全に検査を行えるように、私たちがお手伝いさせていただきます。
また、便潜血が陽性の方、腹痛、便秘、下痢、血便で大腸カメラを行う方も多くいらっしゃいます。内視鏡検査に不安をいだく方も多いと思いますが、最近は患者さんの体に負担の少ないより良い方法として腸内を早く洗浄できる手軽な検査食を推奨しています。
内視鏡検査時は腹式呼吸をして全身の力を抜いてリラックスするのが一番のコツです。
検査内容や患者さんの状態によって、お待たせすることがあると思いますが、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。